届出書作成の留意事項4

機能性表示食品の届出書作成の留意事項4

表示しようとする機能性

 

今回も表示しようとする機能性についてのお話しです。

 

前回もお話ししましたが、機能性表示食品の制度が対象としている方は、疾病に罹患していない者です。

 

そのような、疾病に罹患していない者の「健康の維持及び増進に役立つ旨又は適する旨」とされています。

 

注意点として、疾病リスクの低減に係るものはNGです。

 

更に、表示する機能性については、疾病の治療効果または予防効果を明記することはもちろん、暗示してもいけません。

 

具体的には、「糖尿病の人に・・・・」や「高血圧の人に・・・・」という「糖尿病」「高血圧」などのモロ病気名の表現はNGです。

 

また、作用の表現については、以前から4つのNGワードが知られていました。その4つとは、「診断」、「予防」、「治療」、「処置」です。これらは、医学的な表現とされるためNGです。

 

でも、実際のところ、「健康の維持及び増進に役立つ」または「健康の維持及び増進に適する」というのもわかりにくい表現ですよね。

 

具体的には、「医学的及び栄養学的な観点から十分に評価され、広く受け入れられている評価指標を用いて、容易に測定可能な体調の指標の維持に適する又は改善に役立つ」こと、または、「身体の生理機能、組織機能の良好な維持に適する又は改善に役立つ」こと、更に、「身体の状態を本人が自覚でき、一時的な体調の変化(継続的、慢性的でないもの)の改善に役立つ」ことです。

 

これらを踏まえれば、今まで食品の分野ではNGだった「目」「耳」「皮膚」など身体の特定の部位に言及した表現もOKです。

 

一般的には、疾病リスクの低減を除いたトクホの例が、いわゆる「ど真ん中」の表現とされています。

 

ポイントは「改善」だけでなく、「維持」もOKだということです。

 

また、「身体の状態を本人が自覚でき・・・」という点からも、主観的な評価(血液検査や医師の診断ではなく、被験者が自分で評価した結果)も活用可能です。その場合も、日本で、一般的にも学術的にも「問題ない」とされている指標を使う必要があります。

 

わかりにくい「健康の維持及び増進に適する」という表現において、NGとされる範囲外の表現は「健康の維持及び増進の範囲を超えた、意図的な健康の増強を標榜するものと認められる表現」とされています。具体的に上げると「肉体改造」、「増毛」、「美白」 等です。

 

つまり、「ふつーに、生活するには、それ、別にやらなくても良くね?」というものはNGです。

 

ただ、それらに近いようにイメージされる表現において、必ずしもNGでないものがあります。

 

例えば「体臭を抑える」「口臭を抑える」「肌の艶が良くなる」「毛の艶が良くなる」「爪の艶が良くなる」など健康維持には必ずしも直接関与しないが、生活の質の改善に寄与するものについては、「健康の維持・増進」の範囲内ならOKとされています。

 

とはいえ、「健康の維持・増進の範囲」というのが難しいところなのですが・・・。

 

もう一つ、以前からNG表現とされてきたのが「免疫」です。これについては、次回以降にお伝えしようと思います。